原サチコ
ヒロシマ・モンスターガール
原サチコによるソロパフォーマンス
公演日
- 広島の日パフォーマンス
今年の広島原爆の日8月6日、私はバイエルン州ダッハウ郡の人口6500人の村シュヴァブハウゼンにあるウンザー劇場にて、地元の人々と「ヒロシマ・モンスターガール」を群衆野外劇として上演します。
https://www.unsertheater.de/event/theaterfestival–ueber–land-__/
トレイラー
内容
「ヒロシマ・モンスターガール」は原サチコによるソロパフォーマンスです。上演時間30分弱の中で観客が知るのは、1945年8月6日広島で何が起こり、生き残った1人の少女がどのような人生を送り、後に福島の少女とどのように出逢い、彼女が今の世界に何を望むかといったことです。
原サチコはこの中で印象的な言葉や肉体表現を屈指して、背後に映る映像とコネクトしながら話を進めていきます。音楽は日本が生んだ天才即興音楽家内橋和久のオリジナル。広島原爆にまつわる絵画を生涯描き続けた四國五郎の絵画もパフォーマンスを彩ります。この作品制作の元となるヒロシマ・サロンのページも是非ご覧ください。hiroshima-salon.sachikohara.net
このパフォーマンスを続ける理由。
広島原爆投下による被爆者は何を望んでいるでしょうか?長崎の、ビキニ諸島の被爆者は何を?世界の戦争犠牲者は何を?それは戦争のない世界、爆弾のない世界だと思います。「完璧な世界平和」の実現は、今日到底不可能に見えます。しかし私はそれに向け自分の持てるもの全てを駆使して、挑んでみたいのです。そして皆と話し合いたい、今私達に何が出来るでしょうか、と。なぜ今ヒロシマなのか。私はヒロシマを語る為に訪れた多くの都市で見てきました、戦争の傷跡、故郷を失った悲しみ、近所に軍事基地や核廃棄場がある不安。普段は忘れていても、時には話題にしてみませんか。ヒロシマ・モンスターガールというこのパフォーマンスはたった30分弱です。その後にたっぷり皆さんと話し合う時間を取る為です。パフォーマンス内で語られるヒロシマ、それが今日の私たちにとってどういう意味を持つでしょうか、と。あなたの街に似たような歴史がありますか?と。あなたの街の問題は何ですか?と。
例えばドイツでもヒロシマは遠い国の昔の話ではありません。現在米国大統領が計画するINF条約(中距離核戦力全廃条約)からの離脱は、世界の核兵器政策の方向転換を意味しますが、それはドイツにも深く関係しています。今もドイツ西部のアイフェル丘陵に位置する米軍基地「ビューヘル航空基地」には、ドイツ連邦軍が使用する為に米軍のB61爆弾が20基配備されています。2017年ノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)によると、この爆弾1基の最大爆発力は、広島に落ちた原子力爆弾13基分に相当します。
ドイツだけではありません。ヒロシマはどこにでも成り得る。どこでもヒロシマに成り得る。その危険と共に私たちは生きている。ならば私たちはどう生きるべきでしょうか。何をすべきでしょうか。そのような問いを掲げて、私はパフォーマンスと共に世界を巡っていきます。
公演記録写真
上演記録
2020年2月14日
ICAN パリ・フォーラム
2020年2月8日
チューリッヒ・シャウシュピールハウス
2019年10月24日
チューリッヒ・シャウシュピールハウス
2019年8月18日
ドイツ・ブラウンシュワイグ城ローターザール劇場
2019年6月13日
FAQルーム内)ハンブルク・ドイツ劇場
2019年2月13日
ハノーファー州立劇場
報道
2019年11月21日
47 NEWS 日本人俳優が欧州で原爆の悲劇を訴え続ける理由
2020年2月6日
swissinfo.ch 広島・原爆の記憶伝える欧州在住の日本人俳優
2019年11月30日
the japan times Sachiko Hara: Acting on a dream to perform
2019年10月25日
ターゲスアンツアイガー紙「ヒロシマ、我が愛」
2019年6月13日
ターゲスツアイトング紙「核の危険は常に私たちに付いてくる」
2019年2月7日
hアインツ放送「カンバーランドにおけるパフォーマンス、ヒロシマ・モンスターガール」
チーム
コンタクト
原サチコによるソロパフォーマンス「ヒロシマ・モンスターガール」はドイツ語、英語、日本語での上演が可能です。
上演時間は約30分です。どこででも上演いたします。ご興味ある方はこちらにメールをください。
注・at を@マークに変えてください。
info [at] sachikohara.net
© 2020 Sachiko Hara